投稿日: 2022-04-13
相手の話を聞くというのは
の2つを実践することなのかなぁと思いました。
私は好きなことや得意なことの話になると、自分が正しいと思う意見を主張しすぎて、場の雰囲気を悪くしてしまうことがあります。
最近、勉強会とミーティングで立て続けに雰囲気を悪くしてしまい、それに対して恥ずかしさや申し訳なさを感じていたため、改善しようと思いました。
ちょうどそのときリフレクションの本を読んでいて、対話についての内容がなるほどだっため、実践してみました。書かれていた内容で自分が重要だと思ったポイントは、自分と相手の意見に対する評価を保留にし、相手の意見の背景にあるものを分析するということです。
なぜ意見に対する評価を保留するかというと、自分が意見を強く主張することや、相手の話を聞かなくなってしまうことを防ぐためです。
自分が正しいと思うことを主張したとしても、よい結論を導けるとは限りません。自分の意見を強く主張して押し通そうとするのは、1人で考えるのと同じです。話し合いをして色々な意見を取り入れたほうが、よい結論が生まれます。
意見に対する評価を保留することは、「誰が発言したかは気にしない」という姿勢にもつながります。
意見の背景には必ず経験や感情、そして価値観があります。私が技術の話で強く主張してしまったことも、分析してみると「こうすると楽に実装できた」という経験があったり、「保守性を高くしたい」という価値観がありました。
書籍には「自分の意見にも相手の意見にもそう主張する『それなりの』理由がある」と書いてありました。自分の行動を分析してみると、これはまさにその通りだなぁと実感しました。
「意見に対する評価を保留にする」「意見の背景にある経験・感情・価値観を考える」を頭の片隅において、次のミーティングに臨みました。
「意見に対する評価を保留する」を実践すると、発言が終わった瞬間に意見が自分の手から離れていく感覚がありました。「自分が正しい」と主張するのではなく、「こういう意見や反論もあると思いますがどうでしょうか?」という感覚で話せました。
意見に対する反論がありましたが、自分が話したことが自分の一部であるという感覚はなかったので、反論に対して悪い気持ちにはなりませんでした。意見は採用されなかったものの、反論することで反論に対する反論が生まれて根拠が補強されたので、意味のある発言だったと思います。
今までは、聞くというのは受け身の行動だと思っていました。しかし、聞くことが受け身の行動だと考えていると、結局は相手の話を聞かず、次に自分が話すことを考えてしまいがちな気がします。
相手の話を聞くときにどういうことを考えればよいかが分かってよかったです。まだ体にしみついてはいないので、普段の会話や次回以降のミーティングのときにもこのことを思い出そうと思います。